2008年02月11日

感覚を磨く

「直感の中に、自分の本質が潜んでいる」

尊敬する先輩が、素敵な言葉を書いていらした。

なんとなく感じたり思ったことが、
往々にして正解だったりする。
自分の感じたことに理由をつけるのは、
あとづけの理屈である。

とても同感である。

芝居の「間」とか「テンション」にしても
なんとなくこの間がいい、
というのは理屈でなく直感でそう思う。

なぜか、というのは後付の理屈だが、
この「この間がいい」というのを説明するのに
理屈はどうしても必要だ。
これをいかに分かりやすく、的確に説明できるかが
演出家の技量というやつなのだろう。

そして「この間がいい」「このテンションがいい」という直感は
演出家のセンスであり才能なのだろう。

そこで忘れるなかれ、
技量は学んで鍛えるもので、
センスは磨いて養うものである。

コミュニケーションを取るのにコーチングは必要なスキルだが
コーチングができたからといって演出ができるわけではない。

反して、
天性の芝居センスを持っていたからといって、
役者が理解するのを待たず、頭ごなしに自分のセンスを押しつけるのが演出ではないと思う。

なんとなく
「演出家は怖い人、わがままな人」
なんてイメージが横行してるような感じを受けるけども、
それだけが能でもなかろう。

大きなしだれ柳のような、
しなやかであるけども芯は折れない、
というのが理想だな。

Posted by tatsu at 2008年02月11日 00:55
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