2007年06月05日
『本を読む』ことについての本を読む
公演が一段落して、次回の準備を進める日々。
平行して、部屋と頭の中の整理をする。
たまりにたまった未読の本達を読みたいが、
いかんせん読むのが遅くて困っていた。
なかなか読み進まない。
どうしたものかと思っていたら、会社のテーブの上に
月100冊ほど本を読み、300枚ほど文章を書くという批評家さんの、
「なぜそんなに読み、書けるのか」について書かれた本を見つけた。
ちょうど会社も暇だったので、一時間ほどでざっと読む。
内容は主に、その批評家の読書、物書きのスタイルについて。
プロの批評家として文章を書こうと思ったら、批評の都度かなりの本に当たらなくてはいけない、けれどそんなに本ばかり読んでいる時間は無い、
ならばどうするか。といった試行錯誤の過程が記されていた。
面白かったのは、その人は本を読む際に、
・本を読む目的を定める
・目的を果たせそうな本の「あたり」をつける
・まめに本屋に寄る、お気に入りの本屋や書評を見つける
・普段から新刊をチェックする
・気になった箇所は手帳に書き抜く、かつ思考をメモに取る
といったことをやるそうな。
面白い。
なんのために本を読むのか
=この本から何についての知識、情報を得ようとしているのか
といった目的意識を明確に持つことが大事だというのだ。
それが効率的に本を読むコツなんだそうだ。
ただ、それは批評の材料として読むノウハウに限られていて、
小説を愉しむ場合はどうにも通用しないらしい。
僕の悩みは半分が「脚本の資料を集める効率を上げたい」
あとの半分は「小説を読みふけりたいがしかし時間がかかってしょうがない」
といった具合なので、
半分ほどの解決にしかならなかった。
今までノウハウ本はあまり読む気がしなかったけれど、
他人の考え方を知る、という意味ではよい刺激になる。
特に、今日の本の中で再三「とにかく手で、ペンと紙でメモを取る、手帳に取る」
と強調されていたのはよい。
キーボードやコピー・ペーストでは意味がない、
いつでも取り出せる手帳に、手を動かして書き留めることで脳に刺激を与える。
自分のやっていることは間違っていないと再認識する。
このエントリーのトラックバックURL:
http://tohgen-enbu.cranky.jp/mt/mt-tb.cgi/56