2007年01月19日
カフェ・アジールに行きたい
秋から冬ごろは「まだ先だなぁ」なんて言っていた第四回公演が
いつのまにやら本格的に始動し始めて、
何度目かの台本書きシーズンに突入し始めています。
手帳とレポートパッドを片手に放浪。
毎度のことなのですが、
「ものを書くのに良い場所」がなかなか見つからなくて困っています。
* * *
僕はどうにも自宅で仕事ができません。
自分の部屋がどうも書斎としての機能を果たしておらず、集中しづらい。
実家にいた頃も、
自分の部屋では全く勉強する気になれず、机の上に宿題を広げたのも数える程。
塾とか教室とか、「勉強するための場所」ではやたらと集中力を発揮できるので、
場所を確保するために「塾に通わせてくれ」と親に頼むような子供でした。
どうにも場の雰囲気に飲まれやすいというか、
影響されやすい気質のようです。
自宅を改造しようにも、6畳の限りあるスペースが
部屋を書斎と生活空間に分割して「空気を分ける」のを阻む。
つまるところ、机とベッドが同じ部屋にあるのが宜しくない。
で、「ものを書く雰囲気」を持った場所を探しているのですが……。
作家さんのブログやらエッセイやらを読むと、
「深夜のファミレスで書く」
という意見をちらほら見ます。
たしかに、深夜に書く場所を探すとしたら、
ファミレスくらいしか無い気はします。
長居出来るし、条件としては打ってつけです。
行ってみました。
うーん。どうにもダメでした。
落ち着かない。気分が浮ついて集中できない。
ファミレスのもつ「雰囲気」は「人と話すところ」であって、
「何かに没頭するところ」ではなかった。
深夜に場所が無いとなると、昼間に動くしか無い。
思いつく候補は、図書館と喫茶店。
図書館は、場所としてはとても良い所だけど、閉まるのが早い。
あとなぜか行きたいと思った時に限って閉館日だったりする。
となると残るは喫茶店。
しかし喫茶店にもいろんな性格の店がある。
人の動きが多くて慌ただしいチェーン系や、やたらと店内が明るいお店は、
やはりファミレスと同じく「お話する場所」であって、もの思うには向かない。
「落ち着いた雰囲気」のあるお店が、なかなか見つからないのですよね。。
なんて考えてたら、
ヒラカワ氏のブログにまさに思うところが書いてあった。
『そのドアを開けると、モーツアルトやショパンの名曲が程よいボリュームで流れており、床は板ばりで、テーブルとテーブルの間には十分なスペースがあった。客はたいてい本を読むか、居眠りをしている。間違っても、そこで仕事の伝票を広げたり、競馬新聞に赤鉛筆で印をつけているような客はいなかった。学生は下宿を出て、大学に向かう「あいだ」にこの「喫茶店」に入り浸り、サラリーマンは仕事と仕事の「あいだ」にここに避難してきた。テーブルに就いて紫煙をくゆらせている面々の顔つきには一様に、説明できない不思議な表情が浮かんでいた。あれは何だったのだろうか。オンとオフというのとも少し違う。人間は、会社や家庭、学校や、役所に属することで自分と自分の家族を養っている。オフになるのは勿論自分の家のソファやベッドの上である。喫茶店は、あえて言えばオンとオフのあいだにある避難場所であり、アジール=逃れの町であった。』
「アジールとしての喫茶店」が、少なくなっているみたいです。
探索しに行こうかと思います。
* * *
実は椎名町駅前に一件いいお店は知ってるんですが、
これまた閉店時間が恐ろしく早くて困っています。
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