2004年10月18日

続々・テプコちゃんとひかりちゃん

前回に引き続き、光ファイバー導入作戦。

Niftyからの手続き開始書類も届き、工事準備は順調に進んでいるかのように見えた。
一ヶ月後の俺は今のざっと20倍ほど快適になったインターネットライフを満喫しているのだろうと想像し、はやる胸を押さえて工事開始の連絡を待っていた。
そんな時、一本の電話が鳴った。

「私テプコひかりの工事業者の者ですが、明日お宅のオーナー様へ工事の承諾依頼のお電話をさせていただきたいと思いますので、宜しくお願いします」

いやな予感がした。

今借りているアパートの大家K下S子は、時代錯誤も甚だしい20世紀初頭の残滓だ。
どれくらいかというと部屋に引いてある電話線がモジュラージャックではなく剥き出しの銅線だったりしたくらいだ。
ADSL回線を引くにあたって必要不可欠な部分が旧式とあっては困る。入居前にモジュラージャックを取り付けてもらうよう交渉したのだが、その時もかなり渋られた。不動産屋と二人掛かりで説得してようやく了承を得たのだった。
そんな大家だ。
光ファイバーの工事は、ケーブルを直接部屋に引き込む為壁に穴を開ける必要があったり、穴を開けなくても少々大掛かりな工事が必要になる。
了承は、得られるのか? 得られない場合、光ファイバーの申し込みは自動的にキャンセルだよな?
一抹の不安がよぎったが、そこは承諾を得る業者もプロだ、話をまとめるくらい事も無いだろうと思うことにした。

果たして次の日。家賃を収めるべくアパート隣の大家の家へ出向く。

「あぁ、あのなんとかってところから電話があってねぇ。壁に穴開けなきゃダメだっていうから断ったわよ」

衝撃。
なんということだ。
業者は穴を開けなければ、などと説明したのか?
この大家に対して? 
焦った俺は大家に必死の説得を試みる。
以前住んでた家に引いた時はエアコンのダクトから通した、必ずしも穴を開ける必要はない、頼むから許可してほしい。

「ウチは誰にもそういうことは許してないから。主人が断りなさいって言ったから。あたしも主人に怒られたくないのよ。」

出た。
主人の意向だから。誰にも許可してないから。とてもすばらしい断り文句。
時代の流れを傍観すらしない残滓。保守的すぎて反吐が出る。

頭に来た俺はまだ何か言おうとする大家を尻目に家へと戻り、
蹴りゃ外れるんじゃないかと危ぶまれる木製ベニヤ張りのドアをできるだけ派手な音が出るように閉め、それでも収まりようの無い怒りの矛先をどこに向けたものか考えていた……。

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というわけでテプコちゃんとひかりちゃんに再会することは叶わなかったのです。
金貯めて絶対引っ越してやる!! うわぁぁん

Posted by tatsu at 2004年10月18日 11:41